久しぶりにお店のBGMのことを少し書こうと思います。
店の名前が「ParaBossa」(ボサノヴァのように)なので、お店ではいつもボサノヴァが流れいているのですか?とよく聞かれます。
ボザノヴァは特に好きな音楽です。でも、ジャズやポップス、クラッシック等もいろいろ混ぜて流しています。
季節、その日のお天気、時間帯、お客様の感じ、その時のお店の商品や雰囲気に合わせて、なるべくお店のBGMも変えています。(混んでいる時はそれどころではない時もありますが...)
たまに音楽のことで話かけてくれるお客様がいると、嬉しくなります。
お店のBGMプレイリストを作るのが昔からの密かな楽しみでもありまして、最近作ったタイトルは「Spring has cam」^ ^
春をイメージした音楽をジャンル問わず集めたプレイリストです。今はこれを流しています♫
ふと気づくと、この中にはジャズを多く混ぜていました。
先月、ジャズ界の巨匠チック・コリアが亡くなってしまいました。残念です。
彼のアルバムはいろいろ持っていて、特にカモメが海に飛んでいる美しいジャケットの名盤「return to fotrver」は大好きです。
チックがブラジルのアーティストと組んでいる頃で(70年代)、春っぽいと私が勝手に思っている曲があって、ちょうど今回のプレイリストにも入れていました。だから訃報を聞いた時はショックでした。
90年代は東京の大ホールのライブにも行ったし、そしてビックリ、チックはこんな地方(岡谷市カノラホール)にもライブに来てくれました。
彼は長いキャリアの中で様々なスタイルのサウンドを作っているので、その時々で好き嫌いもありますが、様々な国やジャンルのアーティストとプレイしていて興味深いです。まさに音楽の垣根を越えて活動していた偉大なアーティスト。
まだ聴けていないアルバムもいろいろあるので、探してみたいと思います。新しい発見もありそうです。
最近はサブスクリプションで音楽をランダムに配信してもらえるようになり、自分で探さなくても好きそうな音楽が簡単に手に入るようになりました。(お店でもAppleMusicのセレクトに頼っている時もあります。)とっても便利になりましたよね。
でも、ジャケ買いしたアルバムを丸ごと何度も聴いていたあの頃のように、近頃また一枚のアルバムを、一人のアーティストを、じっくり聴いてみたくなっています。
そして、もはや家でインテリア化している「LPレコード」を、また聴くためのレコードプレーヤーが欲しくなったりしています。
チック・コリアの訃報でそんなことを感じる今日この頃です。