何度観ても、泣けてくる映画ってありますか? 私はこの「ホリディ」がツボです。
ラヴコメディーだと思うのですが、それぞれの登場人物の気持ちが染みてきてダメです。
この映画はタイトルどおりホリデー休暇のお話で、ちょうど今のシーズンにピッタリなので
家で仕事中に流したりしています。でも、やり過ごすことができず手が止まり、遂にはどっぷり見入ってしまい…。
2007年に公開されたこの映画。監督はナンシー・メイヤーズ。
ストーリーは、それぞれに失恋した2人のヒロインが、家も車もそっくり交換する「ホーム・エクスチェンジ」をネットで申し込んだことから展開します。(日本では馴染みのないシステムですよね。)
L.Aのモダンな住宅に住むキャメロン・ディアスと、ロンドン郊外の田舎のコテージに住むケイト・ウィンスレット。
この2人が休暇中に家をチェンジして、見知らぬ土地で新しい生活をするのです。
対照的な2つの家のインテリアも興味深いところです。
それから、この映画には随所にちりばめられた古い映画へのオマージュ的な演出を見つける楽しさもあります。
クロード・ルルーシュの「男と女」的な演出、ファッションや音楽。
豪華なキャストが微妙な心模様を丁寧に演じていて、とても切ないのです。
あのクールガイのジュード・ロウが、キャメロンとのさよならの後に泣いちゃう所、特に好きです。
人生に失敗しても、変化を恐れずに新しいステップを踏みだそう、と、そっと背中を押してくれる映画。
前向きになりたいときにもオススメの大人のロマンティックストーリーです。
お店では時々この♫サウンドトラックをかけています。
ハンス・ジマーの美しい音楽がまた心地良いです。
サウンドだけならお仕事の手は止まらないですからね。。。