Pickup Item

ポルトガルの伝統が詰まったソープ 


ポルトガルの伝統であるアズレージョ(タイル)があしらわれ、美しい包装紙で包まれた香り豊かな石鹸。
キャステルベル社の、その名も「タイルソープ」。パラボッサで長く扱っている大好きな石鹸です。

4年ほど前、ポルトガルを旅しました。暖かな太陽、青い海、どこか懐かしいのどかな景色、素朴で静かな人々、
そしてアズレージョ(タイル)の壁の家。
このソープにあしらわれたタイルには、ポルトガルで幸運のシンボルとされる伝説の雄鶏「ガロ」が描かれています。

美しい包装紙のデザインは、本物のアズレージョをイメージし、なんと!ひとつひとつ丁寧に手作業で包まれています。
そのままプレゼントにできるクオリティーの高さです。

パッケージの両サイドには「フレグランスホール」と呼ばれる小さな穴が5つほど空いていて、購入前に香りを確かめることができます。
また、サシェとしてクローゼットや引き出しに入れて香りを楽しんでもよいですね。

香りのバリエーションは豊富で、フランス製などにはあまり見かけないブレンドも特徴的。
「シアントロ(コリアンダー)&ライム」、「ルバーブ&カシス」など。(全8種)
私の最近のお気に入りは、「グリーンセンチャ」(写真一番下の石鹸)新商品です。
Webで香りをお届けできないのが残念ですが、それはそれは良い香り!
今やGreen Teaとして世界で親しまれるようになった緑茶とジューシーなシトラスがブレンドされています。
(店頭でぜひ香りをお確かめください)

この石鹸が大好きなのは、デザインだけではなく、使い終わるまで香りが持続してくれること、そしてきめ細やかな泡でお肌がしっとりするところです。
高品質な素材と、トリプルミルド製法(※)を採用しているためです。

ぜひ、お家での至福のバスタイムに、そして大切な方へのギフトにいかがでしょう。

タイルソープ 200g  各¥1,980 税込
 

※トリプルミルド製法
石鹸を3回細かくパウダー状に砕いて型押しする製法。
表面が細かく、型崩れしにくい。3回砕いて混ぜるため、成分が均一にいきわたり、香りが長持ちし、きめ細やかな泡立ちが特徴。  

CASTELBEL キャステルベル (ポルトガル)

キャステルベルは、ポルトガル第2の都市であり、世界遺産都市の「ポルト」にあります。
ポルトガルのドウロ渓谷の田園風景にインスピレーションを受け、独自のアロマや色合い、ポルトガルの雰囲気などをとらえた製品を作っています。
洗練されたデザインは、こころを込めてひとつひとつ丁寧に手作業で包装されています。
高品質なソープ作りのため、使用する原料もこだわりを持ち、100%植物由来の成分のソープを製造しています。
ポルトガルの街には、キャステルベルの商品が沢山並べられています。

消えてしまいそうなホーチミンの刺繍屋さん


4年ぶりにベトナム・ホーチミンシティへ行ってきました。

毎年買い付けに訪れていたホーチミン。コロナ禍で3年のブランクが空きましたが、数えてみると今回で通算18回ぐらいお邪魔しています。

久しぶりに訪れたホーチミンは想像以上に変わっていました。

ただでさえ、たった一年で激しく変化する街ホーチミン。(去年そこにあったはずのお店が、今年は隣の通りに引っ越していた!なんてことはしょっちゅう!)

大きな変化は、UNIQLOや無印良品など日本のブランドが出店され、お寿司屋さん、居酒屋が増えていました。(「北海道」という看板をたくさん見ました。)

未だに工事中ではありますが、地下鉄の新設を日本の建設会社が担っているということで和食屋さんが多くなったようです。

 

ショッピングモールではK-Popが流れ、韓国のキュートなお洋服もたくさん。

(女の子たちのファッションも韓国のモードに影響されているように感じました。)

時々あれ?ここどこの国だっけ?と思ってしまいます。もうどこの国も、アジアの都会は同じような様相です。

ベトナムは今、日本とは真逆で若者人口の割合が多い国。(国民の平均年齢31歳!)

経済もIT関連も急成長しています。今回も買付けに必要な商品明細は、どこのお店でもiPhoneのAirDrop 機能での受け取りでした。(ペーパーレス!)

 

そして、その代わり無くなってしまっていたのは、手仕事の商品を売るお店。

 

「洋裁の国、手芸の国」とも称されるベトナムは、テーラーや、お針子さんを抱えたお店が多く、質の良いオーダーメイドのお洋服を2、3日で仕上げてくれました。

そもそも私がベトナムに惹かれたのは、丁寧で器用なベトナムの人々の手から生み出される作品。特にベトナム刺繍に取り憑かれたからでした。

 

以前は、街のそこそこで『刺繍屋』さんを見かけました。

家族経営の小さなお店が多く、店の奥では、おばあちゃん、娘さん、お孫さんらがテーブルを囲んで仲良く刺繍をし、その横ではおじいちゃん達が碁を打っていて、傍には犬が気持ちよさそうに寝ている、そんなのどかな風景がありました。

お願いしておくと、帰国する日までに刺繍を仕上げてくれ、イニシャルを入れてくれたりしました。

今回、昔から通っている刺繍やさん「Ha Phuong(ハ フーン)」を尋ねると、

50代の美人オーナーのハンさんは、涙を浮かべて「もうウチぐらいしかこういう店はないのよ、みんな辞めちゃった」と。そしてハンさんも「店を閉めようかと迷ったけれど、こうして昔から来てくれる方がいるから」と。思わず二人で泣きました。

コロナ禍で営業が難しくなったこと、刺繍の職人が居なくなってきたこと、プリントの商品が増え刺繍の需要が少なくなってきたこと...刺繍やさんが無くなってゆく理由は様々です。

私はものすごく大切なものが失われてゆく危機を感じました。

↓この刺繍は地味ながらとても手が混んでいます。カットワーク刺繍と言って一本一本糸を抜いてゆく細か〜い手法です。これができる職人はもう本当に少ないのだそうです。

美しいベトナム刺繍を残して欲しい、続けて欲しい、願わずにはいられませんでした。

 

昔の懐かしくて、のどかで、フランス植民地時代のエレガントな文化が残るホーチミンはもうないのかもしれません。

それでも、ベトナムの手仕事が好きだから、水牛の角やシェルの小物も大好きだから、何より人懐こい笑顔の優しい人たちが好きだから、私はまたホーチミンを訪れると思います。

常夏の蒸し暑さに耐える体力があるうちは、頑張ってベトナム買付けを続けます(笑)

 

只今、店内にて買付けしたベトナムの商品、手刺繍のプレースマット、バッグ、クッションカバーなどをご覧いただけます。

   

 

Category

Monthly